○広島大学大学院先進理工系科学研究科細則
(令和2年4月1日研究科長決裁)
改正
令和2年6月18日 一部改正
令和2年9月17日 一部改正
令和3年1月21日 一部改正
令和3年9月16日 一部改正
令和4年1月20日 一部改正
令和4年2月10日 一部改正
令和4年9月22日 一部改正
令和5年3月17日 一部改正
令和5年9月21日 一部改正
令和6年2月28日 一部改正
令和6年7月11日 一部改正
令和6年9月19日 一部改正
令和7年3月28日 一部改正
広島大学大学院先進理工系科学研究科細則
(趣旨)
第1条 この細則は,広島大学大学院規則(平成20年1月15日規則第2号。以下「大学院規則」という。)に定めるもののほか,広島大学大学院先進理工系科学研究科(以下「研究科」という。)の学生の修学に関し,必要な事項を定めるものとする。
(教育研究上の目的)
第2条 研究科の各専攻の人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的は,次の表のとおりとする。
専攻教育研究上の目的
先進理工系科学専攻(博士課程前期)
専門分野における知識や能力を深めるだけではなく,国際性や学際性,社会実践能力を養う教育を行う。これにより,幅広く深い教養とともに,理学,工学又は情報科学及びこれらに関連する研究領域において,高度な専門性を核としながら,多分野との融合的理解力を身に付け,社会の課題解決に取り組むことのできる人材を養成する。
(博士課程後期)
専門分野における卓越した知識や能力,さらに,国際性や学際性, 社会実践能力を養う教育を行う。これにより,幅広く深い教養とともに,理学,工学又は情報科学及びこれらに関連する研究領域において,高度な専門性を核としながら,多分野との融合的理解力を身に付け,次世代のリーダーとして世界水準の学術研究の推進やイノベーションの創出を担う人材を養成する。
広島大学・ライプツィヒ大学国際連携サステイナビリティ学専攻(修士課程)
SDGs 達成に向けた地域と世界の喫緊の課題,とりわけ,途上国の急激な都市化に伴う環境問題を中心とした開発課題に対して,環境学における持続可能な開発論を基盤にし,理工学的アプローチで研究や実務を遂行できる能力を有するとともに,大学・研究機関,政府・国際機関,民間企業,NGO 等において,他者と協働できる高いコミュニケーション能力を有し,国際的な労働市場で高い就職力(Employability)を発揮できる人材を養成する。
2 次条第1項各号に掲げる学位プログラムの人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的は,別表第1に掲げるとおりとする。
(学位プログラム)
第3条 先進理工系科学専攻に,次の各号に掲げる学位プログラムを置く。
(1) 数学プログラム
(2) 物理学プログラム
(3) 地球惑星システム学プログラム
(4) 化学プログラム
(5) 応用化学プログラム
(6) 化学工学プログラム
(7) 電気システム制御プログラム
(8) 機械工学プログラム
(9) 輸送・環境システムプログラム
(10) 建築学プログラム
(11) 社会基盤環境工学プログラム
(12) 情報科学プログラム
(13) スマートイノベーションプログラム
(14) 量子物質科学プログラム
(15) 理工学融合プログラム
2 学生(広島大学・ライプツィヒ大学国際連携サステイナビリティ学専攻(以下「国際連携専攻」という。)の学生を除く。)は,前項に掲げる学位プログラムのうち,いずれか一つを専攻するものとする。
(各学位プログラムの定員)
第3条の2 各学位プログラムの定員は,別表第2のとおりとする。
(教育課程)
第4条 研究科の教育課程は,別表第3のとおりとする。
(授業科目等)
第5条 研究科において開設する授業科目及びその単位数は,別表第3のとおりとする。
2 授業時間割表は,学年の始めに発表する。
(単位数の計算基準)
第6条 授業科目の単位数の計算は,次の基準による。
(1) 講義は,15時間の授業をもって1単位とする。
(2) 演習は,15時間又は30時間の授業をもって1単位とする。
(3) 実験及び実習は,30時間又は45時間の授業をもって1単位とする。
2 一の授業科目について,二以上の方法の併用により授業を行う場合の単位数の計算は,1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって構成することとなるよう,前項の基準を考慮してそれらの方法ごとに時間を定めるものとする。
(指導教員)
第7条 広島大学大学院先進理工系科学研究科教授会(以下「教授会」という。)は,授業科目の履修指導及び研究指導を行うために,学生の入学後速やかに学生ごとに主指導教員1人及び2人以上の副指導教員を定める。ただし,副指導教員のうち1人は,主指導教員と異なる専門分野の教員とし,他研究科又は他大学の教員も可能とする。
2 前項の規定にかかわらず,国際連携専攻の学生については,主指導教員1人及び1人以上の副指導教員を定めるものとする。
3 学生は,主指導教員又は副指導教員の変更を希望するときは,関係指導教員の承認を得て研究科長に願い出て,その承認を得なければならない。ただし,特別の事情がある場合は,研究科長に直接願い出ることができる。
4 研究科長は,学生の主指導教員又は副指導教員の変更が望ましいと判断したときは,当該学生の承諾を得て,主指導教員又は副指導教員を変更することができる。
(履修方法)
第8条 学生は,主指導教員の指導により,履修しようとする授業科目を決定し,当該授業科目担当教員の承認を得て,毎学期の指定する期間に所定の手続をしなければならない。
2 前項の規定による所定の手続をしない者には,履修を認めない。ただし,特別の事情があると認められる場合に限り,当該授業科目担当教員の承認を得て履修を認めることがある。
3 学生は,主指導教員が必要と認めた場合は,他の研究科の授業科目を当該研究科の定めるところにより履修することができる。
4 他の研究科の学生は,研究科の授業科目を履修しようとするときは,当該授業科目担当教員の承認を得て,毎学期の指定する期間に所定の手続をしなければならない。
(履修科目の登録の上限)
第8条の2 修了の要件として学生が修得すべき単位数について,博士課程前期の学生が1 学期に履修科目として登録することができる単位数の上限は,26 単位とする。ただし,集中講義の授業科目の単位を除く。
2 前項の規定にかかわらず,別に定めるところにより所定の単位を優れた成績をもって修得した学生については,次学期に単位数の上限を超えて履修科目の登録を認めることができる。
(研究題目)
第9条 学生は,主指導教員の指導により,入学後速やかに研究題目を研究科長に届け出なければならない。
(教育方法の特例)
第10条 研究科の課程においては,教授会の議を経て研究科長が教育上特別の必要があると認めたときは,夜間その他特定の時間又は時期において授業又は研究指導を行う等の適当な方法により教育を行うことができる。
2 教育方法の特例に関する取扱いは,別に定める。
(長期にわたる教育課程の履修)
第11条 長期にわたる教育課程の履修については,広島大学長期履修の取扱いに関する細則(平成16年4月1日副学長(教育・学生担当)決裁)の定めるところにより取り扱う。
2 長期履修の期間の最長年限は,修士課程及び博士課程前期にあっては4年,博士課程後期にあっては6年とする。
(学生交流及び留学等)
第11条の2 研究科は,教育上有益と認めるときは,他の大学院(外国の大学院及び国際連合大学を含む。)の教育課程において履修した授業科目について修得した単位を,研究科の教授会の議を経て,15単位を超えない範囲で研究科における授業科目の履修により修得したものとみなすことができる。
2 前項の規定は,外国の大学院が行う通信教育における授業科目を我が国において履修する場合について準用する。
3 前2項の規定により修得したものとみなすことができる単位数は,合わせて15単位を超えないものとする。
(入学前の既修得単位の認定)
第12条 研究科は,教育上有益と認めるときは,研究科に入学する前に大学院(外国の大学院を含む。)の教育課程において履修した授業科目について修得した単位(科目等履修生として修得した単位を含む。)を,研究科における授業科目の履修により修得したものとみなすことができる。
2 前項の規定により修得したものとみなすことのできる単位数は,転学の場合を除き,研究科において修得した単位(科目等履修生として修得した単位を含む。)以外のものについては,15単位を超えないものとする。
3 前条及び前項の規定に基づき研究科において修得したものとみなすことができる単位数は,合わせて20単位を超えないものとする。
4 前3項の規定による既修得単位の認定は,広島大学既修得単位等の認定に関する細則(平成16年4月1日副学長(教育・学生担当)決裁)の定めるところによる。
(教員免許)
第13条 先進理工系科学専攻の学生は,教育職員免許法(昭和24年法律第147号)及び教育職員免許法施行規則(昭和29年文部省令第26号)に定める所定の授業科目の単位を修得したときは,次の表に掲げる免許状及び免許教科の種類に応じ,教育職員の普通免許状の授与を受ける所要資格を得ることができる。
免許状の種類免許教科の種類
高等学校教諭専修免許状数学,理科,情報,工業
中学校教諭専修免許状数学,理科
2 前項の授業科目及びその履修方法等については,別に定める。
(博士課程前期の修了要件)
第14条 博士課程前期の修了の要件は,当該課程に2年以上在学し,別表第2に定める授業科目を履修の上30単位以上修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上,修士論文を在学期間中に提出してその審査及び最終試験に合格することとする。ただし,在学期間に関しては,教授会の議を経て研究科長が優れた業績を上げたと認める者については,当該課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
2 前項の規定にかかわらず,大学院規則第25条の2第1項に定める博士課程リーダー育成プログラムを履修する者は,修士論文の審査及び最終試験に合格することに代えて,次に掲げる試験及び審査に合格することとすることができる。
(1) 専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力並びに当該専攻分野に関連する分野の基礎的素養であって当該博士課程前期において修得し,又は涵養すべきものについての試験
(2) 博士論文に係る研究を主体的に遂行するために必要な能力であって当該博士課程前期において修得すべきものについての審査
(博士課程後期の修了要件)
第15条 博士課程後期の修了の要件は,当該課程に3年以上在学し,別表第2に定める授業科目を履修の上16単位以上修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上,博士論文を在学期間中に提出してその審査及び最終試験に合格することとする。ただし,在学期間に関しては,教授会の議を経て研究科長が優れた研究業績を上げたと認める者については,当該課程に1年(標準修業年限を1年以上2年未満とした修士課程を修了した者及び標準修業年限を1年以上2年未満とした専門職学位課程を修了した者にあっては3年から当該1年以上2年未満の期間を減じた期間とし,大学院設置基準第16条第1項ただし書の規定による在学期間をもって修士課程を修了した者にあっては3年から当該課程における在学期間(2年を限度とする。)を減じた期間とする。)以上在学すれば足りるものとする。
(修士課程(国際連携専攻)の修了要件)
第15条の2 修士課程の修了の要件は,当該課程に2年以上在学し,別表第3に定める授業科目を履修の上広島大学開設科目から30単位以上,ライプツィヒ大学開設科目から30単位以上,合計60単位以上修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上,修士論文を在学期間中に提出してその審査及び最終試験に合格することとする。
2 前項の単位数には,第11条の2又は第12条の規定により修得したものとみなすことができる単位を含まないものとする。
(大学院における在学期間の短縮)
第15条の3 研究科は,第12条第1項の規定により研究科に入学する前に修得した単位(学校教育法(昭和22年法律第26号)第102条第1項の規定により入学資格を有した後,修得したものに限る。)を研究科における授業科目の履修により修得したものとみなす場合であって,当該単位の修得により研究科の博士課程前期の教育課程の一部を履修したと認めるときは,当該単位数,その修得に要した期間その他を勘案して1年を超えない範囲で研究科が定める期間在学したものとみなすことができる。ただし,この場合においても,当該課程に少なくとも1年以上在学するものとする。
2 前項の規定は,修士課程又は博士課程前期を修了した者の第15条に規定する博士課程後期における在学期間については,適用しない。
(学位論文の提出)
第16条 修士課程及び博士課程前期の学生は,別に定める期日までに,主指導教員及び副指導教員の承認を得て修士論文を研究科長に提出しなければならない。
第17条 博士課程後期の学生は,別に定める期日までに,主指導教員及び副指導教員の承認を得て博士論文を研究科長に提出しなければならない。
(学位論文の審査)
第18条 学位論文の審査については,広島大学学位規則(平成16年4月1日規則第8号)及び広島大学学位規則先進理工系科学研究科内規(令和2年4月1日研究科長決裁)の定めるところによる。
(最終試験)
第19条 修士課程,博士課程前期及び博士課程後期の最終試験は,所定の単位を修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上,所定の学位論文を提出した者について行う。
2 最終試験の期日及び方法は,あらかじめ発表する。
(休学)
第20条 学生が休学しようとするときは,所定の手続を行い,研究科長の許可を得なければならない。
(退学)
第21条 学生が退学しようとするときは,所定の手続を行い,学長の許可を得なければならない。
(転学)
第22条 学生が他の大学院に転学しようとするときは,所定の手続を行い,学長に願い出なければならない。
(再入学)
第23条 修士課程,博士課程前期又は博士課程後期を退学(懲戒退学を除く。)し,又は除籍(大学院規則第42条において準用する広島大学通則(平成16年4月1日規則第2号)第43条第2号による除籍を除く。)となった者で再入学を志願するものは,学期の始めに限り教授会の議を経て,学長に願い出ることができる。
2 再入学した者の修業年限及び在学年限については,別に定める。
(転専攻)
第23条の2 専攻の変更は,原則として認めない。ただし,教授会において特別の事情があると認めた場合は,この限りでない。
(学位プログラムの変更)
第24条 先進理工系科学専攻の学生が専攻する学位プログラムの変更を希望するときは,教授会の議を経て,研究科長の許可を得なければならない。
(雑則)
第25条 この細則に定めるもののほか,学生の修学に関し必要な事項は,教授会の議を経て別に定める。
附 則
この細則は,令和2年4月1日から施行する。
附 則(令和2年6月18日 一部改正)
この細則は,令和2年6月18日から施行する。
附 則(令和2年9月17日 一部改正)
この細則は,令和2年10月1日から施行する。
附 則(令和3年1月21日 一部改正)
1 この細則は,令和3年4月1日から施行する。
2 令和2年度に入学した学生の教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和3年9月16日 一部改正)
1 この細則は,令和3年10月1日から施行する。
2 令和3年4月1日以前に入学した学生の履修科目の登録の上限については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則第8条の2の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和4年1月20日 一部改正)
1 この細則は,令和4年4月1日から施行する。
2 令和3年度以前に入学した学生の教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定(別表第2の規定中基礎化学プログラム博士課程前期の基礎化学特別講義A,基礎化学特別講義B及び基礎化学特別講義Cに係る部分を除く。)にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和4年2月10日 一部改正)
1 この細則は,令和4年4月1日から施行する。
2 令和3年度以前に入学した学生の教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和4年9月22日 一部改正)
1 この細則は,令和4年10月1日から施行する。
2 令和3年度以前に入学した広島大学・ライプツィヒ大学国際連携サステイナビリティ学専攻の学生の教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和5年3月17日 一部改正)
1 この細則は,令和5年4月1日から施行する。
2 令和4年度以前に入学した学生の教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定(別表第2の規定中博士課程前期の大学院共通科目のSDGsへの実践的アプローチ及び情報セキュリティに係る部分並びに地球惑星システム学プログラム博士課程前期の地球惑星システム学特別講義Aに係る部分及び履修方法及び修了要件に係る部分を除く。)にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和5年9月21日 一部改正)
1 この細則は,令和5年9月21日から施行する。ただし,別表第2の改正規定は,令和5年10月1日から施行する。
2 この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則(以下「新細則」という。)第23条第1項の規定は,令和5年4月1日から適用する。
3 令和4年度以前に入学した広島大学・ライプツィヒ大学国際連携サステイナビリティ学専攻の学生の教育課程については,新細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和6年2月28日 一部改正)
1 この細則は,令和6年4月1日から施行する。
2 令和5年度以前に入学した学生の再入学及び教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和6年7月11日 一部改正)
1 この細則は,令和6年7月11日から施行し,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則(以下「新細則」という。)の規定は,令和5年10月1日から適用する。
2 令和4年度以前に入学した広島大学・ライプツィヒ大学国際連携サステイナビリティ学専攻の学生の教育課程については,新細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和6年9月19日 一部改正)
1 この細則は,令和6年10月1日から施行する。
2 令和5年度以前に入学した広島大学・ライプツィヒ大学国際連携サステイナビリティ学専攻の学生の教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
附 則(令和7年3月28日 一部改正)
1 この細則は,令和7年4月1日から施行する。
2 令和6年度以前に入学した学生の教育課程については,この細則による改正後の広島大学大学院先進理工系科学研究科細則の規定にかかわらず,なお従前の例による。
別表第1(第2条第2項関係)
学位プログラム博士課程前期博士課程後期
数学プログラム数学において,その専門分野における高度な研究能力及び専門能力を修得し,数学における幅広い学識を有し,専門知識の応用,分析,評価ができ,さらにそれらを統合して創造できる能力を備えた研究者及び教育者並びに数学者等と連携して課題解決に取り組むことのできる技術者を養成する。また,産業界や他の科学分野に生じる数理的課題に取り組むことのできる高度な専門的能力を修得した研究者を養成する。数学において,その専門分野における卓越した研究能力及び専門能力を修得し,数学における幅広い学識を有し,専門知識の応用,分析,評価ができ,さらにそれらを統合して創造できる能力を備えた研究者及び教育者並びに数学者等と連携して課題解決に取り組むことのできる技術者を養成する。また,国際的な視野に立った学識を備え,数学分野における研究を自立して遂行でき,産業界や他の科学分野に生じる数理的課題に取り組むことのできる高度な専門的能力を修得した研究者を養成する。
物理学プログラム自然科学の基盤学問としての物理学について,宇宙物理学・天文学,素粒子・原子核物理学,また,先端光源を利用した物性物理学と放射光科学の幅広い専門的知識と真理を探求する手法を修得し,広い視野と柔軟な思考力,研究・開発に携わる能力を備え,社会の課題解決に貢献できる研究者,教育者及び高度専門技術者を養成する。自然科学の基盤学問としての物理学について,宇宙物理学・天文学,素粒子・原子核物理学,また,先端光源を利用した物性物理学と放射光科学の幅広い専門的知識と真理を探求する手法を修得し,広い視野と柔軟な思考力,国際的な舞台で研究・開発に携わる卓越した能力を備え,社会の課題解決に貢献できる研究者,教育者及び高度専門技術者を養成する。
地球惑星システム学プログラム地球惑星科学に関連する基礎的又は応用的な諸分野において,国際的に通用する専門知識と研究能力を身に付けたうえで,広い視野を持って社会に貢献できる研究者,教育者及び高度専門技術者を養成する。地球惑星科学に関連する基礎的又は応用的な諸分野において,国際的に通用する高度な専門知識と卓越した研究能力を身に付けたうえで,広い視野を持って社会に貢献できる研究者,教育者及び高度専門技術者を養成する。
化学プログラム化学に関する専門知識と実験技術を有し,幅広い視野を持って先端的研究を推進し,社会の課題解決に貢献できる研究者及び高度専門技術者を養成する。また,化学に関する専門的知識及び識見を有し,普遍的な化学の法則や基本原理を未来へ継承することができる教育者を養成する。化学に関する高度な専門知識と実験技術を有し,グローバルな問題を見通す幅広い視野を持って先端的研究を推進し,社会の課題解決に貢献できる研究者・高度専門技術者を養成する。また,化学に関する高度な専門的知識及び識見を有し,普遍的な化学の法則や基本原理を未来へ継承することができる教育者を養成する。
応用化学プログラム物質の物性・構造・反応性等の分子レベルでの解析,及び機能性新物質の設計・開発を通じて新しい化学システムに結びつける能力と広い分野への理解力を有するとともに,環境に安全な分子・反応の設計から環境調和型プロセスの開発に至る化学的なアプローチを通じて社会に貢献できる研究者及び高度専門技術者を養成する。新しい機能性物質や新エネルギーの創製能力と広い分野への理解力をベースとして,より高い視点から社会の課題を解決できる実践的な研究開発能力や独自の研究計画の策定能力や国際性を身に付けた,指導者としても活躍できる研究者及び高度専門技術者を養成する。
化学工学プログラム化学及び化学工学に関わる知識をベースとして,ローカル及びグローバルな視点からの課題発見と問題解決能力を身に付け,次世代の化学産業を始めとする製造業の発展を担える高度専門技術者及び研究者を養成する。化学及び化学工学に関わる高度な知識をベースとして,ローカル及びグローバルな視点からの課題発見と問題解決能力を身に付け,国際的に活躍できる次世代の化学産業を始めとする製造業の発展を担える高度専門技術者及び研究者を養成する。
電気システム制御プログラム大規模・複雑化したシステム,人間と有機的に統合されたシステム等,社会を支えるさまざまな実システムを,システム工学の観点から効果的に運用するための幅広い基礎知識及び最新の技術・応用に関する専門知識を修得し,高度な技術を先導できる高度専門技術者及び研究者を養成する。大規模・複雑化したシステム,人間と有機的に統合されたシステム等,社会を支えるさまざまな実システムを,システム工学の観点から数理学的基礎に基づいて解析,設計,制御及び運用するための新しい方法論の開発を担い,人類が未経験の課題に対してもグローバルな視点を持って分野横断的・組織的に対応できる高度専門技術者,研究者及び教育者を養成する。
機械工学プログラム機械工学に関する専門的知識とその工学的応用に関する幅広い知識と教養を有し,狭い専門性にとらわれない広い視野を持って,グローバルな視点から次世代機械技術の設計・製造,及び新時代の機械システムの最適化,高機能化,知能化の研究開発を遂行できる研究者及び高度専門技術者を養成する。機械工学に関する高度な専門的知識とその工学的応用に関する幅広い知識と教養を有し,狭い専門性にとらわれない広い視野を持って,グローバルな視点から次世代機械技術の設計・製造,及び新時代の機械システムの最適化,高機能化,知能化の先進的で高度な研究開発を先導できる研究者及び高度専門技術者を養成する。
輸送・環境システムプログラム輸送システム工学や環境システム工学に関する基礎から応用までの幅広い知識をベースに,人工物である輸送機器等と自然環境とが調和した共生システムを構築・創造でき,他の専門分野との融合的理解を実現しながら総合的に社会の課題解決に取り組むことのできる高度専門技術者及び先進的な研究を遂行できる研究者を養成する。輸送システム工学や環境システム工学に関する基礎から応用までの幅広い知識をベースに,人工物である輸送機器等と自然環境とが調和した共生システムを構築・創造でき,他の専門分野との融合的理解を実現しながら総合的に社会の課題解決に取り組むことのできる高度専門技術者及び最先端の研究を遂行できる研究者を養成する。
建築学プログラム建築物の計画,構造,意匠,環境,材料,生産及び都市計画に関する専門知識とそれらを統合する実践的能力を持ち,建築物の使用者や社会のニーズに応えるための技術開発や各種活動を,国内外において実施できる高度専門技術者及び研究者を養成する。建築物の計画,構造,意匠,環境,材料,生産及び都市計画に関する専門知識とそれらを統合する実践的能力を持ち,建築物の使用者や社会のニーズに応えるための技術開発や各種活動を,国内外において指導者的立場で実施できる高度専門技術者,研究者及び教育者を養成する。
社会基盤環境工学プログラム社会基盤環境工学に関する幅広い知識と高い倫理観,使命感を有し,国内外の社会基盤の整備・維持,防災,環境保全を先導できる技術系行政官,高いマネジメント能力とグローバルな視点をもとに国内外の社会基盤の課題解決に対応できる高度専門技術者,及び,社会基盤の整備,防災,地球・地域環境の保全に資する最先端技術の開発を担う研究者を養成する。社会基盤環境工学に関する幅広い知識と問題解決能力を有し,国や地域の社会基盤の整備・維持,防災を担う中核的技術系行政官,高い技術力とマネジメント能力をもとに国内外の社会基盤の課題に総合的に対応できる建設技術者,自然環境の保全・再生技術の新産業分野を拓く環境技術者等の高度専門技術者及び研究者と,社会基盤環境工学の分野において,高い使命感のもとに,地球環境保全に向けて期待される新たな専門性の創造,個別具体的な課題の発見と解決,国際的先端科学技術の発展への貢献ができる研究者及び教育者を養成する。
情報科学プログラムインフォマティクスとデータサイエンスの知識とスキルを土台として,先端的研究・開発の場において高度な技術を社会的・学際的課題に対して実践する能力を備えるとともに,チームの一員として研究・開発を推進できる優れた資質を持つ国際色豊かな高度専門技術者及び研究者を養成する。インフォマティクスとデータサイエンスの知識とスキルを土台として,先端的研究・開発の場において高度な技術を社会的・学際的課題に対して実践する能力を備えるとともに,リーダーシップをとって研究・開発を推進できる優れた資質を持つ国際色豊かな高度専門技術者及び研究者を養成する。
スマートイノベーションプログラムモデル・データを用いたデジタルものづくり技術を産業へ直結させる人材,新産業創出を担う人材を養成する。
(1) 新たなスマート材料・スマートシステムを創出する基礎研究開発者
(2) ものづくり現場の即戦力企業技術開発者
(3) デジタルものづくりに係るイノベータ
デジタルものづくり技術を産業へ直結させるリーダーシップ人材,新産業創出をリードする専門的人材を養成する。
(1) 新たなスマート材料・スマートシステム分野を牽引する最先端研究総括者
(2) ものづくり現場においてリーダーシップが発揮できる企業技術開発責任者
(3) デジタルものづくりイノベーションに係るリーダーシップ人材
量子物質科学プログラム物質基礎科学,物性物理学,物性工学,電子工学の専門知識を身に付け,またこれらを,社会が求める新しい機能を有する物質・材料・デバイス・システムの創成・設計・実現に応用することで,国際社会や地域社会に貢献できる研究者,教育者及び高度専門技術者を養成する。物質基礎科学,物性物理学,物性工学,電子工学の専門知識を身に付け,また,これらを社会が求める新しい機能を有する物質・材料・デバイス・システムの創成・設計・実現に応用することで,国際社会や地域社会に貢献できる創造的な研究者,教育者及び高度専門技術者を養成する。
理工学融合プログラム自然指向型,人間指向型の視点を理解し,国内はもとより国際舞台で活躍することのできる,自然環境・自然災害,総合物理,情報システム環境,開発技術などの中核となる専門分野及び関連分野の研究能力と専門知識・技能及び学際的な視野を身に付けた研究者,教育者,あるいは多様な文化の理解力とグローバルな洞察力を基盤にした俯瞰的な視野と問題解決能力を有する行政官及び高度専門職業人を養成する。自然指向型,人間指向型の視点を理解し,国内はもとより国際舞台で活躍することのできる,自然環境・自然災害,総合物理,情報システム環境,開発技術などの中核となる専門分野及び関連分野の研究能力と専門知識・技能及び学際的な視野を身に付け新たな学術を切り拓く研究者,教育者,あるいは多様な文化の理解力とグローバルな洞察力を基盤にした俯瞰的な視野と問題解決能力を有する国際水準の行政官及び高度専門職業人を養成する。
別表第2(第3条の2関係)
学位プログラム 定員 
博士課程前期 博士課程後期 
数学プログラム 207
物理学プログラム 2812 
地球惑星システム学プログラム93
化学プログラム 339
応用化学プログラム 295
化学工学プログラム 287
電気システム制御プログラム 316
機械工学プログラム 7117
輸送・環境システムプログラム246
建築学プログラム 23 5
社会基盤環境工学プログラム 237
情報科学プログラム 7010
スマートイノベーションプログラム 212
量子物質科学プログラム 3716
理工学融合プログラム239
別表第3(第4条,第5条第1項関係)
様式