○国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学における研究インテグリティの確保に関する規則
(令和6年4月1日規則第29号) |
|
(目的)
第1条 この規則は、国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学(以下「本学」という。)における研究インテグリティの確保に関し必要な事項を定め、もって国際的に信頼性のある研究環境を構築することを目的とする。
(定義)
第2条 この規則において「研究者等」とは、教員、研究員、技術職員、学生その他本学において研究活動を行う全ての者をいう。
(学長の責務)
第3条 学長は、本学における研究インテグリティを確保するための体制を整備するものとする。
(研究者等の責務)
第4条 研究者等は、自らの研究活動の透明性を確保し、説明責任を果たすため、必要な情報について本学に開示を行うものとする。
(研究インテグリティ・マネジメント統括責任者)
第5条 本学に、研究インテグリティの確保に係るマネジメント(以下「研究インテグリティ・マネジメント」という。)に関する業務を統括させるため、研究インテグリティ・マネジメント統括責任者(以下「統括責任者」という。)を置く。
2 統括責任者は、学長をもって充てる。
(研究インテグリティ・マネジメント会議)
第6条 本学に、研究インテグリティ・マネジメント会議(以下「研究インテグリティ会議」という。)を置く。
2 研究インテグリティ会議は、次に掲げる事項を所掌する。
(1) 研究インテグリティ・マネジメントに係る規則等の制定及び改廃に関する事項
(2) 研究者等又は他の会議若しくは委員会から報告のあった研究インテグリティの観点においてリスクの懸念がある事案に係るリスクの評価に関する事項
(3) 研究インテグリティの確保に係る要請等に関する事項
(4) 研究インテグリティ・マネジメントのための調査に関する事項
(5) 研究インテグリティの確保に係る教育研修に関する事項
(6) その他研究インテグリティ・マネジメントに関する重要事項
3 研究インテグリティ会議は、次に掲げる者をもって組織する。
(1) 統括責任者
(2) 研究を担当する理事
(3) 総務を担当する理事
(4) 副理事(研究担当)
(5) その他統括責任者が必要と認めた者
4 前項各号に定めるもののほか、必要に応じて統括責任者が指名する者を研究インテグリティ会議の構成員として加えることができる。
5 統括責任者は、研究インテグリティ会議を招集し、その議長となる。
6 研究インテグリティ会議は、議長が必要と認めたときに開催する。
7 議長が欠けたとき又は議長に事故があるときは、あらかじめ議長が指名する理事が、その職務を代行する。
8 研究インテグリティ会議が必要と認めるときは、研究インテグリティ会議の構成員以外の者の出席を求め、その意見を聴くことができる。
(調査チーム)
第7条 研究インテグリティ・マネジメントに関する専門的な事項を調査させるため必要があるときは、研究インテグリティ会議に調査チームを置くことができる。
(相談窓口)
第8条 研究インテグリティの確保に関する相談等に対応させるため、相談窓口を置く。
2 前項の相談窓口に担当者を置き、研究推進課の職員をもって充てる。
(事務)
第9条 研究インテグリティの確保に関する事務は、関係課等の協力を得て、研究推進課において処理する。
(雑則)
第10条 この規則に定めるもののほか、研究インテグリティの確保に関し必要な事項は、別に定める。
附 則
この規則は、令和6年4月1日から施行する。