○新潟大学創生学部規程
(平成29年4月1日創生規程第1号) |
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(趣旨)
第1条 新潟大学創生学部(以下「本学部」という。)の教育課程の編成,学生の履修方法,卒業の要件等に関し必要な事項は,新潟大学学則(平成16年学則第1号。以下「学則」という。)に定めるもののほか,この規程の定めるところによる。
(本学部の教育研究の目的)
第2条 本学部は,社会における多様な課題に関する研究を基盤として,論理的思考と科学的根拠に基づいた課題解決能力を身につけ,生涯学び続ける姿勢を持ち,他者と協働して複雑化する社会を生き抜く人材を養成することを目的とする。
(課程及びコース)
第3条 本学部に,次の表に掲げる課程及びコースを置き,各コースの入学定員は同表に掲げるとおりとする。
課程 | コース | 入学定員 |
創生学修課程 | 人 | |
創生学修コース | 50 | |
DX共創コース | 20 |
(教育課程)
第4条 本学部の教育課程は,新潟大学における授業科目の区分等に関する規則(平成16年規則第38号。以下「授業科目の区分等規則」という。)に基づき,教育基盤機構が公示する授業科目をもって編成する。
2 本学部の授業科目の区分は,次のとおりとする。
導入・転換教育科目 |
基礎科目 |
リテラシーコア・課題解決実践科目 |
学修成果総括科目 |
領域学修科目 |
自由科目 |
(授業科目及び単位数)
第5条 授業科目及び単位数は,別表第1のとおりとする。
[別表第1]
(履修方法)
第6条 学生は,第14条に定めるところにより,所定の単位を修得しなければならない。
[第14条]
2 学生は,本学部の履修指導に基づき適切な履修計画を作成し,各学年において計画的に授業科目を履修するように努めなければならない。
(履修手続)
第7条 学生は,学期の始めに,その学期に履修しようとする授業科目を選択し,学期ごとに定める所定の期間内に履修手続を行い,当該授業担当教員から履修の承認を得なければならない。
(履修科目の登録の上限)
第8条 学生が各学期に履修科目として登録することができる単位数の上限については,別に定める。
(進級)
第9条 第3年次に在籍する学生で第4年次へ進級できる者は,本学部に通算3年以上在学し,別表第2に定める単位数を修得した者とする。
[別表第2]
2 前項の規定にかかわらず,教授会が教育上必要と認めたときは,進級させることができる。
(授業科目の修了の認定及び評価)
第10条 授業科目の修了の認定及び評価は,授業科目の区分等規則の定めるところによる。
2 授業科目の修了の認定は,試験により行うことを原則とし,出席状況,平常の学習状況その他を加味することができるものとする。
3 前項の規定にかかわらず,実験,実習及び実技に係る授業科目については,平常の学習状況の評価をもって試験に代えることができる。
(試験)
第11条 前条第2項に規定する試験は,学期末又は試験の対象となる授業科目が開講されるターム末(以下「学期末等」という。)に行うものとする。ただし,不定期に開設する授業科目及び特別の事情により学期末等に試験を行うことができない授業科目については,この限りでない。
2 試験における不正行為により懲戒処分を受けた学生に対しては,不正行為を行った科目は不合格(0点)とし,それ以外の当該学期の履修登録科目は,すべて履修取消とする。
(追試験)
第12条 病気その他やむを得ない事由のため,試験を受けることができなかった学生に対しては,本人の願い出により,追試験を行うことができる。
2 追試験を願い出る学生は,受験できなかった授業科目の試験実施の日から4日以内に,病気の場合は医師の診断書,その他の場合は証明書を添えて,学部長の許可を受けなければならない。
(再試験)
第13条 1科目不合格のため,次条第2号に規定する卒業の要件を満たさない学生については,本人の願い出により,再試験を行うことができる。ただし,外国人留学生等については,2科目不合格の場合であっても再試験を行うことができる。
2 再試験は1回限りとし,その成績評価は60点を上限とする。
(卒業の要件)
第14条 本学部を卒業するためには,次の各号に掲げる要件を満たさなければならない。
(1) 本学部に通算4年以上在学すること。
(2) 次の表に掲げる科目区分により授業科目を履修し,その単位を修得すること。ただし,別表第1の科目区分「その他」における「ベーシック数学ゼミ」は,卒業に必要な単位数に含まれない。
科目区分 | 単位数 | 摘要 | ||
創生学修コース | DX共創コース | |||
導入・転換教育科目 | 14 | 14 | ||
基礎科目 | 英語 | 2 | 2 | |
初修外国語 | 2 | 2 | ||
デジタルスキルリテラシー | 2 | 2 | ||
データサイエンス概説 | 2 | 2 | ||
リテラシーコア・課題解決実践科目 | スキル習得中心の科目 | 4 | 4 | 創生学修コースは「データサイエンス」又は「P.A.C.E.」から,DX共創コースは「データサイエンス」から,それぞれ選択して修得する。 |
課題解決学習(PBL)中心の科目 | 16 | 16 | ||
リテラシー・スキル涵養科目 | 8 | 8 | ||
学修成果総括科目 | 2 | 2 | ||
領域学修科目 | 領域基礎科目 | 20 | 26 | |
領域科目 | 20 | 20 | 必要単位数を超えて修得した領域基礎科目を含む。 | |
領域学修に関わる必修科目 | 6 | - | ||
自由科目 | 28 | 28 | 授業科目の区分等規則で規定する科目区分「英語」,「初修外国語」,「健康・スポーツ」,「情報リテラシー」,「新潟大学個性化科目」,「留学生基本科目」,「大学学習法」,「自然系共通専門基礎」,「自然科学」,「人文社会・教育科学」及び「医歯学」並びに別表第1に掲げる科目区分「自由科目」並びに所定の単位を超えて修得した同表に掲げる科目区分「リテラシーコア・課題解決実践科目」及び「領域学修科目」から修得する。 | |
合計 | 126 | 126 |
(卒業の認定)
第15条 前条に規定する要件を満たした学生については,教授会の議を経て,学長が卒業を認定する。
(編入学及び再入学)
第16条 学則第62条第1項及び第2項並びに第63条の規定による編入学又は再入学を志願した者に対する選考については,別に定める。
2 前項の規定により入学を許可された者の既に修得した単位の取扱い及び在学期間の認定については,教授会が行う。
(転部及び転入学)
第17条 学則第64条の規定による転部又は転入学を志願した者に対する選考については,別に定める。
[学則第64条]
2 前項の規定により転部又は転入学を許可された者の既に修得した単位の取扱い及び在学期間の通算の認定については,教授会が行う。
(雑則)
第18条 この規程に定めるもののほか,必要な事項は,教授会が別に定める。
附 則
この規程は,平成29年4月1日から施行する。
附 則(令和2年1月28日創生規程第1号)
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1 この規程は,令和2年4月1日から施行する。
2 令和元年度以前に入学した学生の履修方法及び卒業要件については,なお従前の例による。ただし,施行の日に現に創生学部に在学する学生は,改正後の別表第1に規定する授業科目のうち「P.A.C.E.(Research Writing)」及び「P.A.C.E.(Academic Communication Skills)」を履修し,卒業要件単位とすることができる。
附 則(令和3年3月11日創生規程第1号)
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1 この規程は,令和3年4月1日から施行する。
2 令和2年度以前に入学した学生の履修方法,進級基準及び卒業要件については,なお従前の例による。
附 則(令和4年3月6日創生規程第1号)
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1 この規程は,令和4年4月1日から施行する。
2 令和3年度以前に入学した学生については,なお従前の例による。
附 則(令和4年9月27日創生規程第2号)
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この規程は,令和4年10月1日から施行する。
附 則(令和7年2月13日創生規程第1号)
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1 この規程は,令和7年4月1日から施行する。
2 令和6年度以前に入学した学生の履修方法,進級基準及び卒業要件については,なお従前の例による。
別表第1(第5条関係)
授業科目及び単位数
科目区分 | 授業科目名 | 単位数 | 必修・選択の別 | |
導入・転換教育科目 | 課題解決リテラシー | 2 | 必修 | |
スタディスキルズ | 2 | 必修 | ||
フィールドスタディーズ | 6 | 創生学修コース必修 | ||
DXスタディーズ | 6 | DX共創コース必修 | ||
アソシエーションゼミⅠ | 2 | 必修 | ||
アソシエーションゼミⅡ | 2 | 必修 | ||
基礎科目 | 英語 | 具体的な授業科目名及び単位数は,授業科目の区分等規則に基づき,教育基盤機構が公示する授業科目開設一覧の定めるところによる。 | 2単位必修 | |
初修外国語 | 2単位必修 | |||
デジタルスキルリテラシー | 2 | 必修 | ||
データサイエンス概説 | 2 | |||
リテラシーコア・課題解決実践科目 | スキル習得中心の科目 | データサイエンス実践A | 2 | 選択必修(4単位以上)
創生学修コースは「データサイエンス」又は「P.A.C.E.」から選択する。(P.A.C.E.を選択する場合は,0.5単位科目を必修とする。) DX共創コースは「データサイエンス」から選択する。 |
データサイエンス実践B | 2 | |||
データサイエンス実践C | 2 | |||
P.A.C.E.(Academic Listening&Speaking) | 0.5 | |||
P.A.C.E.(Academic ReadingI) | 0.5 | |||
P.A.C.E.(Academic WritingI) | 0.5 | |||
P.A.C.E.(Oral Communication) | 0.5 | |||
P.A.C.E.(Academic WritingII) | 0.5 | |||
P.A.C.E.(Academic ReadingII) | 0.5 | |||
P.A.C.E.(Research Writing) | 1 | |||
P.A.C.E.(Academic Communication Skills) | 1 | |||
P.A.C.E.(Presentation Skills) | 1 | |||
課題解決学習(PBL)中心の科目 | アソシエーションゼミⅢ | 2 | 必修 | |
アソシエーションゼミⅣ | 2 | |||
プロジェクトゼミⅠ | 2 | |||
プロジェクトゼミⅡ | 2 | |||
ソリューションラボⅠ | 4 | |||
ソリューションラボⅡ | 4 | |||
リテラシー・スキル涵養科目 | 具体的な授業科目名及び単位数は,授業科目の区分等規則に基づき,教育基盤機構が公示する授業科目開設一覧のうち,細区分「人文科学」,「法学」,「経済学」,「理学」,「工学」及び「農学」に該当するものとする。 | 創生学修コース選択必修
授業科目の区分等規則で規定する科目区分「人文社会・教育科学」から4単位及び「自然科学」から4単位を修得する。 |
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データ利活用実践 | 2 | DX共創コース必修 | ||
IoT&データ計測基礎 | 2 | |||
AI・統計科学実践Ⅰ | 2 | |||
AI・統計科学実践Ⅱ | 2 | |||
学修成果総括科目 | 創生学修総括 | 2 | 創生学修コース必修 | |
DX共創総括 | 2 | DX共創コース必修 | ||
領域学修科目 | 領域基礎科目 | 具体的な授業科目名及び単位数は,各年度に別途提示する領域学修科目パッケージ案内の定めるところによる。 | 必修
創生学修コース40単位 DX共創コース46単位 |
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領域科目 | ||||
領域学修に関わる必修科目 | 領域学修入門 | 2 | 創生学修コース必修 | |
領域概説A(経済科学) | 2 | 創生学修コース選択必修(4単位以上) | ||
領域概説B(理学) | 2 | |||
領域概説C(人文学) | 2 | |||
領域概説D(法学) | 2 | |||
領域概説E(工学) | 2 | |||
領域概説F(農学) | 2 | |||
自由科目 | データサイエンス概説演習 | 1 | 選択 | |
その他 | ベーシック数学ゼミ | 2 |
別表第2(第9条関係)
第3年次から第4年次への進級基準
科目区分 | 単位数 | |
導入・転換教育科目 | 14 | |
基礎科目 | 英語 | 2 |
デジタルスキルリテラシー | 2 | |
データサイエンス概説 | 2 | |
領域学修科目 | 領域基礎科目 | 26
創生学修コースは領域学修に関わる必修科目6単位をを含む。 |
領域科目 | ||
領域学修に関わる必修科目 | ||
基礎科目 | 初修外国語 | 44 |
リテラシーコア・課題解決実践科目 | スキル習得中心の科目 | |
課題解決学習(PBL)中心の科目 | ||
リテラシー・スキル涵養科目 | ||
自由科目 | ||
合計 | 90 |
備考 別表第1の科目区分「その他」における「ベーシック数学ゼミ」は,進級に必要な単位数に含まれない。
[別表第1]