○小樽商科大学教員業績評価規程
(平成29年9月25日制定)
改正
令和2年12月1日施行
令和4年4月1日施行
(趣旨及び定義)
第1条 この規程は,小樽商科大学(以下「本学」という。)の教員個人の教育研究活動等の業績評価(以下「教員業績評価」という。)に関し,必要な事項を定める。
2 この規程において「年俸制」とは,小樽商科大学年俸制適用職員給与規程に規定する年俸制をいい,「2号年俸制」とは,小樽商科大学2号年俸制適用職員給与規程に規定する年俸制をいう。
3 教員業績評価とは,次の各号に掲げる業績評価(以下「4つの業績評価」という。)をいう。
(1) 教員研究費の傾斜配分における業績評価
(2) 年俸制及び2号年俸制における業績評価
(3) 教員の昇給の際の上位の昇給区分の適用者の選考における業績評価
(4) 教員の勤勉手当における勤務成績が特に優秀な職員及び勤務成績が優秀な職員の選考における業績評価
4 教員業績評価の対象となる教員とは,本学の専任の教授,准教授,講師及び助教の職にある者をいう。ただし,年俸制及び2号年俸制の適用を受ける者については,前項第3号及び第4号に掲げる業績評価の対象外とする。
5 教員業績評価の対象となる教育研究活動等とは,教育活動,研究活動,社会貢献活動及び学内運営活動をいう。
(教員業績評価の目的)
第2条 教員業績評価は,次の各号に掲げる目的のために実施する。
(1) 教員個人及び本学の教育活動,研究活動,社会貢献活動,学内運営活動の活性化及びその改善と向上
(2) 教員の活動状況の公表による本学の教育研究活動等に対する透明性の確保及び社会に対する説明責任の遂行
(教員業績評価の実施方法)
第3条 教員業績評価は,次の各号に掲げる方法により実施する。
(1) 教員研究費の傾斜配分は,教員研究費配分の基本方針及び傾斜配分申し合わせに基づき,財務委員会が実施する。
(2) 年俸制及び2号年俸制適用者における業績評価は,別に定める規程に基づき,学長が実施する。
(3) 教員の昇給の際の上位の昇給区分の適用者の選考は,昇給基軸に基づき,学長が実施する。
(4) 教員の勤勉手当における勤務成績が特に優秀な職員及び勤務成績が優秀な職員の選考は,勤勉手当における評価基軸に基づき,学長が実施する。
2 4つの業績評価の実施に関し必要な事項は別に定める。
(評価項目)
第4条 教員業績評価における評価項目は,別表のとおりとする。
2 4つの業績評価においては,別表から必要な評価項目を選択するものとする。
3 前項の規定にかかわらず,別表に定める評価項目のうち,研究区分の業績評価にあたっては,量のみならず質の評価を行うものとする。
(教員業績委員会)
第5条 本学に教員業績評価全体の企画・調整のため,教員業績委員会(以下「委員会」という。)を置く。
(審議事項)
第6条 委員会は,次に掲げる事項を審議する。
(1) 教員業績評価全体の企画・調整に関する事項
(2) 評価項目に関する事項
(3) 教員業績の収集・公開に関する事項
(4) その他教員業績評価に関し,必要な事項
(組織)
第7条 委員会は,次の各号に掲げる委員で組織する。
(1) 学長が指名する副学長
(2) 学科長及び学科主任
(3) 言語センター長
(4) アントレプレナーシップ専攻長
(5) グローカル戦略推進センター教育支援部門長
(6) グローカル戦略推進センターグローカル教育部門長
(7) グローカル戦略推進センター産学官連携推進部門長
(8) グローカル戦略推進センター研究支援部門長
(9) その他学長が必要と認める者 若干名
(任期)
第8条 前条第9号に掲げる委員の任期は,1年とする。
2 前項の委員に欠員が生じた場合は,これを補充し,その任期は,前任者の残任期間とする。
(委員長)
第9条 委員会に委員長を置き,学長の指名する副学長をもって充てる。
2 委員長は会議を招集し,議長となる。
(議事)
第10条 委員会は,委員の半数以上の出席をもって成立する。
2 議事は,出席者の過半数をもって決し,可否同数のときは,議長が決するところによる。
3 委員会は,必要に応じて委員以外の者の出席を認め,意見を聴くことができる。
(事務)
第11条 教員業績評価に関する事務は,企画総務課が行う。
(雑則)
第12条 この規程に定めるもののほか,教員業績評価に関し必要な事項は,学長が別に定める。
附 則
1 この規程は,平成29年9月25日から施行する。
2 国立大学法人小樽商科大学教員業績評価実施規程は廃止する。
附 則(令和2年12月1日施行)
この規程は,令和2年12月1日から施行する。
附 則(令和4年4月1日施行)
この規程は,令和4年4月1日から施行する。
別表(第4条関係)
評価項目表
区分評価項目
教育・大学院博士後期課程研究指導
・大学院博士後期課程授業
・大学院博士前期課程研究指導
・大学院博士前期課程授業
・専門職大学院授業
・学部研究指導
・学部授業
・教科書
・ケース教材
・学生論文賞における審査
・教育に有用な資格
・その他教育の面における特に顕著な業績
研究・著書
・論文
・ディスカッション・ペーパー
・翻訳
・国内学会発表
・国際学会発表
・学術上の賞(国際・国内)
・学位
・科学研究費助成事業
・その他外部資金(受託研究費,共同研究費,寄附金等)
・知的財産権
・研究に有用な資格
・その他研究の面における特に顕著な業績
社会貢献・学会活動(会員歴,役職,査読委員等)
・地域や社会における活動(国,地方公共団体等における各種委員会委員等)
・学内公開講座
・講演会・民間団体との研究会
・各種メディアの取材・出演
・ビジネス相談
・その他社会貢献の面における特に顕著な業績
大学運営への貢献・大学運営(役職,委員会委員等)
・所属学科等における管理・運営等
・入試広報・高大連携事業・出前講義
・課外活動(顧問等)
・協定締結校における教育・研究活動
・海外協定校との連絡・調整
・その他大学運営の面における特に顕著な業績