○帯広畜産大学指導補助者実施要項
(令和4年12月21日制定) |
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(趣旨)
1 この実施要項は、指導補助者としてステューデント・アシスタント(以下「SA」という。)及びティーチング・アシスタント(以下「TA」という。)を採用するにあたって必要な事項を定めるものとする。
(目的)
2 帯広畜産大学(以下「本学」という。)に在学する優秀な学生に対し、教育的配慮の下に授業等の教育補助業務を行わせ、これに対する手当を支給することにより、学生の就学環境改善の一助とするとともに、きめ細かな指導の実現等により大学教育を充実させること及び教員や研究者等、将来的に指導的な役割を担う学生にトレーニングの機会を提供することを目的とする。
(資格)
3 SA又はTAになることができる者は、次の各号に定める本学に在学中の学生とする。
(1) SA 畜産学部の3年次以上の学生
(2) TA 大学院畜産学研究科の学生
(職務内容)
4 SA及びTAは、授業科目を担当する教員の指示に従い、講義、実験、実習、演習等(以下「授業等」という。)の教育補助業務に従事するものとし、対象となる授業等は次の各号に定めるとおりとする。
(1) SA 学士課程の基盤教育科目、共通教育科目のうち、1~2年次開講科目。ただし、共同獣医学課程の5~6年次学生のうち獣医学共用試験に合格している学生については、獣医学コアカリキュラムのうち、2~4年次開講の演習科目、実習科目の教育補助業務への従事を認める場合がある。
(2) TA 学士課程及び博士前期課程の科目。ただし、博士前期課程の科目の教育補助業務に従事できる者は、博士後期課程又は博士課程の学生(以下「博士学生」という。)とする。
5 前項第2号において、博士学生をTAとして教育補助業務に従事させる場合は、指導補助者として授業等の一部を分担させることができる。
(身分)
6 SA及びTAの身分は非常勤職員とし、この要項に定めるもののほか、北海道国立大学機構非常勤職員就業規則(令和4年度機構規則第3号)の定めるところによる。
(契約期間)
7 SA及びTAの契約期間は、前期、後期又は通年とし、年度を超えての契約は行わない。
(勤務時間)
8 SA又はTAの勤務時間数は、本学における他の業務に従事する時間数も含めた総勤務時間数が、原則として1日に8時間以内、1週間に20時間未満とし、学生の教育上支障が生じないように配慮するものとする。
(採用手続き等)
9 SA又はTAの採用を希望する授業等の科目責任者は、別紙1「SA・TA採用計画書」(以下「計画書」という。)を、採用を希望する前年度の1月末までに教務課に提出しなければならない。
10 提出された計画書は、教育支援室会議において全体の採用人数及び雇用時間数の案(以下「採用計画」という。)を予算の範囲内で作成し、学部教育部会議及び大学院教育部会議の承認を得るものとする。
11 第4項第1号のただし書きは、前項の採用計画の予算に余裕がある場合に限り、認めることができるものとする。
[第4項第1号]
12 教務課は、前2項による承認後すみやかに、別紙2「SA・TA採用調書」を採用する学生ごとに作成し、当該学生の指導教員(指導教員のない学部3年次の学生についてはユニット担任)の承諾を得たうえで、採用を開始しようとする7日前までに企画総務課人事係に提出するものとする。
13 年度当初の採用計画で予定された予算に余裕がある場合に限り、年度の途中で新たにSA又はTAを採用することができるものとし、前4項により中途の採用手続き等を行うものとする。この場合において、第9項に定める計画書の提出期限については適宜期間を設定するものとする。
[第9項]
(給与)
14 SA及びTAの勤務1時間あたりの給与は、次の各号に定めるとおりとする。
(1) SA 1,050円
(2) TA(博士前期課程の学生) 1,170円
(3) TA(博士後期課程及び博士課程の学生) 1,300円
(勤務管理)
15 SA及びTAの勤務管理は、科目担当者が責任を持って行う。
(勤務実績報告書)
16 SA及びTAは、当月内の勤務実績を別紙3「SA・TA勤務実績報告書」に記入し、翌月の最初の平日までに教務課に提出するものとする。
(守秘義務)
17 SA及びTAは、職務上知り得た秘密について、契約期間中のみならず、その職を退いた後も漏らしてはならない。
(SA・TAの解職)
18 SA又はTAが次の各号のいずれかに該当した場合は、学長に報告し、学部教育部会議又は大学院教育部会議の議を経て、解職することができる。
(1) 前項の守秘義務に違反したとき。
(2) 職務を怠り、改善の見込みがないと認められたとき。
(3) 諸事情により、その職務を遂行できないと認められたとき。
(4) その他、SA・TAとして相応しくないと認められたとき。
(禁止事項)
19 科目担当者は、次の各号に掲げる業務をSA及びTAに委ねてはならない。
(1) 試験の採点及び最終評価の決定
(2) 授業等の代行及び補講
(3) シラバス及び授業計画の作成
(4) その他、担当する授業等に関わらない業務
(研修)
20 SA及びTAは、大学が実施する指導補助者に関する研修を受講しなければならない。
(雑則)
21 この実施要項に定めるほか、SA又はTAの実施に必要な事項は、別に定める。
附 則
1 この実施要項は、令和5年1月1日から施行し、令和5年度採用者から適用する。
2 帯広畜産大学ティーチング・アシスタント実施要項(平成16年学長裁定)は、令和5年3月31日付けで廃止する。
附 則(令和6年10月22日)
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この実施要項は,令和6年10月22日から施行し,令和6年10月1日から適用する。