○岐阜大学クォリファイドティーチング・アシスタント実施要項
(令和5年6月20日 要項)
第1 目的
この要項は,岐阜大学の修士課程及び博士課程(工学研究科においては,博士後期課程を含む。)に在学する学生(標準修業年限内の在学者に限る。以下「大学院生」という。)のうち,一定の基準を満たした優秀な大学院生に対し,教育研究上適切な配慮の下に高度な教育支援活動を行う機会の提供,高度な教育支援活動に必要な素養向上を目的とした研修機会の提供,及び高度な教育支援活動に対する特別な手当支給のために必要な事項を定めることを目的とする。
第2 名称
第1に定める高度な教育支援業務を行う者は,クォリファイドティーチング・アシスタント(以下「QTA」という。)とする。
第3 職務内容
QTAは,学部学生や社会人受講生等を対象とした教育プログラムにおいて,教員の指導の下,講義実施,モジュール担当等,実験,実習,及び演習における専門的な支援等の高度な教育支援業務にあたる。
第4 身分
QTAは,東海国立大学機構パートタイム勤務職員就業規則(令和2年度機構規則第4号)に定めるパートタイム勤務職員とする。
第5 対象
QTAは,本学の大学院生のうちTAもしくはこれに相当する業務についての勤務実績があり,かつ良好な成績で勤務した者,または,それに相当する能力を有すると雇用する部局の長が認めた者とする。
第6 勤務時間
QTAの勤務時間は,当該大学院生の研究指導,授業等を考慮して,業務内容及び業務実績等に応じ,担当する業務ごとに,雇用する部局の長が別途定める。
第7 採用手続き及び研修
1 QTA候補者となる大学院生を雇用する部局の長は,別に定める推薦書をアカデミックセントラルQTA・GSIトレーニングセンター(以下「センター」という。)が指定する期日までに学務部教務課を通じて,センターに提出しなければならない。
2 センターは,雇用する部局の長から推薦があった大学院生に対して研修を実施し,センター長は,必要な研修を修了した者に対して,別に定める資格者証を交付する。
3 前項の資格者証の効力は,資格者証を交付された年度の末日までとする。
第8 職務評価
1 QTAが高度な教育支援業務を行った科目を担当した教員は,当該QTAの雇用年度終了時に,別に定める職務評価報告書を作成し,当該QTAを雇用する部局の長,当該科目を開講する部局の長及びセンター長に報告するものとする。
2 前項の職務評価の結果,高評価であると判断され,QTAが同一の課程に引き続き在学する場合は,翌年度のセンターでの研修を省略あるいは簡易なものとすることができる。
第9 実施細目等
この要項に定めるもののほか,QTAの実施に関し必要な事項は,別に定めることができる。
附 則
この要項は,令和5年6月20日から実施する。